このレビューについて
ミア・ストーンです。Anubis Wrathは、まさに私が追いかけたくなるタイプの台でした。PG Softが2024年5月にリリースした本作は、ラピスラズリのような青を基調に、5x4のリールグリッドと、その上部を横切る5つの乗数リール枠で始まります。最初のスピン前から、それぞれの枠にx3〜x500の数値が並ぶのが確認でき、下のリールにアヌビスシンボルが止まれば発動する構えです。エジプト風という見た目だけ借りて、中身はありふれたライン型スロットという作品も数多く見てきました。でも本作は、アヌビスという神格を中心に、きちんと仕組みを作り込んでいます。1,019回転の実測で見えたことを、ここでまとめます。
データ出典: ゲーム内ルール(Anubis Wrath, PG Soft)、public.pg-demo.comのデモ、1,019回転のテストセッション、2026年6月。最終更新: 。連絡先: お問い合わせページ。
Anubis Wrathの仕組み
盤面は5x4で、勝ち方は固定1,024通り。ペイラインを選ぶ必要はなく、左から右へ隣接して並べば配当になります。20ライン型のような構成より、プレイ中に状況を把握しやすいと感じました。ベット額は最小$0.20から最大$100.00までで、20の基本ポジションと2つの乗数スライダーをもとに計算されます。
当たりが出るたびにカスケードが発生します。成立したシンボルは消え、上のシンボルが落ちて空いた場所を埋め、そこで新たな当たりができる限り判定が続きます。つまり、盤面の流れが続けば、1回のスピンで4段階、5段階と連続して配当が積み上がることがあります。
本作を一般的なカスケード機と分けているのが、乗数リールです。各スピン開始時、リール上部の5つの枠にx3〜x500の値が1列ごとに1つずつ表示されます。アヌビスシンボルがどこかのリールに止まると、その列の乗数が発動し、そのスピンの決着まで有効です。ここで大事なのは、発動した乗数は掛け算ではなく、最後に合算されるという点です。たとえばx200、x300、x400の3列が発動した場合、結果はx900。各値をさらに掛け合わせる形ではありません。PG Softが10,000倍という上限を維持しながら、数式として破綻させずに高配当感を出しているのは、この加算式のおかげです。
乗数リールの表示については、数百回転にわたって追跡しました。各スピンの開始時、上部の5つの枠が左から右へ順に光り、それぞれの数値を見せたあと、下のリールが動き出します。通常速度では、各枠が値に落ち着くまでおよそ1秒ほど。アヌビスが止まらなければ、その数値は何も起こさず消えます。止まった場合は、その枠が光ったまま残り、配当計算に入ります。100回転ほど見ていると、自然と視線の動きが決まってきます。まず上段で光った枠を確認し、次に下で合計配当を見る、という流れです。
ワイルドは第2〜第5リールにのみ出現します。代用できるのはスキャッター以外の全シンボルです。第1リールにはワイルドが出ないため、左端から始まる組み合わせは、見た目以上に制限を受けています。
RTP 96.75%という数値は、SlotCatalogやcasinolistings.comを含む複数の参照サイトで一貫して確認できます。ただしPG Softは、この値をゲーム内ルールのどこにも表示していません。ヘルプページは一通り確認しましたが、RTPの記載は見つかりませんでした。実際のRTPは各カジノ運営元が設定します。実額で遊ぶ前に、プレイ先のカジノ版でRTPを必ず確認してください。
ボーナス機能
フリースピンは、リール上のどこでもスキャッターが3個以上揃うと発動します。開始時は15回で、発動時にスキャッターが1個増えるごとにさらに3回追加されます。機能中の再トリガーも有効です。私の1,019回転のセッションでは4回発動し、公開されている高ボラティリティ分類とおおむね整合する頻度でした。
このゲームの荒さを本当に支えているのは、累積乗数です。各フリースピン中、アヌビスシンボルで発動した乗数リールの値は、リール下部に表示される累積値へ加算されていきます。この累積値は機能全体を通して維持され、スピンごとにリセットされません。2回目のスピンで乗った乗数も、15回目の時点までそのまま残ります。つまり、フリースピン後半は前半よりも明確に重みが増します。
実際、4回あったフリースピンのうち1回では、その累積値がじわじわ伸びていく様子を追えました。下部カウンターはアヌビスがレーンを有効化するたびに更新され、その合計が増えるほど、後続スピンの価値も上がっていきます。しかもこのカウンターは機能中ずっと表示されたままなので、最後にまとめて結果を見るのではなく、蓄積の進み具合をその場で追える作りです。
通常時のBGMは、安定したエジプト風オーケストラのループです。通常スピンでは、乗数付きの当たりと、同程度の通常当たりとで音の変化は特にありません。ベースゲーム中に乗数リールが発動しても、音楽の表情は変わりません。一方でフリースピンに入ると、別レイヤーの音に切り替わります。役割は同じでも、雰囲気ははっきり変わります。
フィーチャーバイは、プレイ中ずっと表示されるボタンから利用できます。押すと、フリースピンへ直接入るための購入価格が表示されるメニューが開きます。ただし上限があり、利用できるのはベット額が$50.00まで。最大の$100.00ベットではボタンを押しても機能しません。高額帯にも対応しているはずの作品としては珍しい制限ですが、ルール内で理由の説明はありません。
ギャンブル機能はなし。ジャックポットもなし。別画面で選ぶピックボーナスもなし。ホールド&ウィン型の盤面もありません。本作のボラティリティは、すべて乗数リールの発動と、フリースピン中の累積に集約されています。
デモをプレイ
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私のテストセッション: 1,019回転
2026年6月、public.pg-demo.comにあるPG Softのデモで1,019回転を回しました。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 総回転数 | 1,019 |
| フリースピン突入回数 | 4 |
| 平均突入間隔 | 約255回転 |
| セッション最高配当 | 288倍 |
| 通常時の最長無配当連続 | 約17回転 |
1,019回転でフリースピン突入は4回。この実測では、およそ255回転に1回のペースでした。最低ベットでも待ち時間としては長めで、中間ベット帯では頻度自体は同じでも、待つコストは額面上さらに重くなります。
最長の無配当連続が約17回転というのは、数字だけ見ると短めですし、実際そうです。その理由の一つがカスケード機構です。1回のスピンで連鎖が起きると、複数の小当たりが連続して記録されるため、「まったく何も払わなかった回数」の計測は固定ライン型より圧縮されます。通常時のヒット率は、おおよそ4回転に1回の割合で配当が出る感触でした。連鎖が入るので、総額が控えめでも1スピンの中で配当段階が続くことがあります。
セッション最高の288倍は、通常時に複数の乗数リールが同時発動したスピンで出ました。これはあくまで今回の実測で当たった最大値であり、上限ではありません。ゲーム内ルールで確認できる理論上の最大値は10,000倍です。
4回あったフリースピンのうち1回では、上部オーバーレイに表示される「X REMAINING FREE SPINS」のカウンターと、下部で積み上がっていく累積乗数を並行して見ていました。ラウンド中盤になると、この2つの数字だけで状況がかなりはっきり読み取れます。残り回数はいくつか、そして残り1回1回にどれだけの価値が乗っているかです。その回では、最後の数スピンが最初の数スピンより明らかに重くなっていました。累積乗数がすでに十分育っていたからです。
今回はかなり上振れたセッションでした。終了時点の残高は目に見えてプラスで、1,019回転という試行に対して公開RTPから想定される範囲よりも好調でした。とはいえ、これは高ボラティリティ機の1回の走りにすぎず、再現性のある数字ではありません。
テストの限界。 今回のセッションはデモモードの仮想クレジットで実施したもので、現金プレイではありません。また1,019回転は、高ボラティリティ機としては1つの試行にすぎません。理論上の最大10,000倍はこのセッションでは確認できませんでした。この規模の単独セッションだけで、長期的な還元率を結論づけることはできません。
長所と短所
長所
- RTP 96.75%は、SlotCatalog、casinolistings.com、chipmonkzslots.com、slotsup.com、clashofslots.comの独立系5サイトで一致
- 最大10,000倍はゲーム内ルールで確認済み
- フリースピン中の乗数累積が機能全体を通して伸びるため、後半スピンほど価値が高くなる設計
- 1,024通りの勝ち方により、20ライン以下のエジプト系作品より通常時のカバー範囲が広い
- フリースピンは再トリガー可能 - 機能中に追加スキャッターが出るごとに3回加算
- MGAライセンス取得
短所
- PG Softはゲーム内インターフェースのどこにもRTPを表示しておらず、数値は外部ソース頼み
- フィーチャーバイは$50.00ベットまで - 最大$100.00ベットでは利用不可
- ワイルドは第2〜第5リール限定 - 第1リールに出ないため、左始動の組み合わせが制限される
- 高ボラティリティで、今回のセッションではフリースピン間隔が平均255回転 - 資金面でかなりの耐久力が必要
他機種との比較
Anubis Wrath vs Book of Dead(Play'n GO): Book of Deadは固定10ラインで、フリースピン中に1種類の拡張シンボルが選ばれる仕組みです。最初の3スピンも見れば、だいたい何を狙うゲームか把握できます。一方Anubis Wrathは、乗数リールの加算構造を理解するまでに、ルールをひと通り読む必要があります。初見のわかりやすさではBook of Deadが上。ただしAnubis Wrathは、読み込んだぶんだけ中身が返ってくる台です。読む手間が本当に必要なタイプとも言えます。
Anubis Wrath vs Rise of Olympus(Play'n GO): どちらも高ボラティリティで、配当の重心はフィーチャー側に寄っています。Rise of Olympusは、神シンボルがリールを埋め、盤面が段階的に変化していくことで、緊張感を複数スピンにわたって積み上げます。Anubis Wrathはそれをフリースピンの枠内に凝縮し、スピンごとに乗数合計を育てていきます。同じ高ボラティリティでも、形はかなり違います。
シリーズ内で見ると、Anubis WrathはPG Softのエジプト系ラインナップの一角で、Treasures of Aztec、Legend of Hou Yi、Mahjong Waysシリーズなどと並びます。たとえば同じくカスケード型で高ボラティリティのMahjong Ways 2と比べると、Anubis Wrathのほうが仕組みの焦点は絞られています。Mahjong Ways 2は複数のクラスター系要素に荒さを分散させていますが、Anubis Wrathはフリースピン中の乗数リール発動率へ、変動の中心を強く寄せています。
| ゲーム | プロバイダー | グリッド | ボラティリティ | RTP | 最大勝利 | 主要メカニクス |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Anubis Wrath | PG Soft | 5x4 | 高 | 96.75% | 10,000倍 | 乗数リール + FS累積 |
| Book of Dead | Play'n GO | 5x3 | 高 | 96.21% | 5,000倍 | 拡張シンボルFS |
| Rise of Olympus | Play'n GO | 5x5 | 高 | 96.50% | 5,000倍 | 神シンボルによるリール変化 |
よく聞かれること
Anubis WrathのRTPはいくつですか?
乗数はどう機能しますか?
最大勝利はいくらですか?
フリースピンはどのくらいの頻度で入りますか?
フリースピン機能は購入できますか?
デモ版はありますか?
なぜ第1リールにワイルドが出ないのですか?
Anubis Wrathを遊べる場所
Anubis Wrathは、PG Softの提供タイトルを扱う認可オンラインカジノでプレイできます。入金前には、そのカジノ版に表示されているRTPを必ず確認してください。許容範囲内での最終設定値は運営元ごとに異なります。